先日、ポストを開けると厚みのある封筒が一通。
お手紙の送り主には私がマトリョーシカを作り始めた頃から作品を
お迎えしてくださっているK様のお名前が。
とても厚みのある封筒に なんだろう ?と思いつつ開けてみると
作文用紙。そして一文目には、なんだか見覚えのあるタイトル。
「メリーとアリスのたびするおはなし」
おはなしの冒頭に登場するのは、メリーという 名の女の子と、白猫アリス。
大きな鍋いっぱいに作ったスープを病気で寝込んでいる
おばあちゃんのお家に届けるまでの、たびするおはなし……
そう、実は私の個展DMからイメージして書かれた
オリジナルのストーリーでした。
作文用紙何枚にも渡っておはなしを書いてくださったのは、K様のお嬢さん。
K様のお手紙によると、作文が大の苦手なお嬢さんが
個展のDMを見るなりスラスラとおはなしを書いて見せに来てくれたことに
とても驚き喜んでいるご様子でした。
そして、1枚の絵から広がったこのおはなしを
私の元に届けてくださったのです。
なんて嬉しいお知らせだろう…と、K様のお手紙とお嬢さんの作文用紙を
行ったり来たり…眺めてしまいました。
メリーとアリスのたびするおはなしの文章の中に、
しっかりと私の絵のビジュアルが刻まれていて、
さらに額の中に納まらないところへと新しいおはなしが続いていく。
見えている部分から見えない部分を想像する「きっかけ」になれたのかな。
だれかのきっかけになれたのであれば、それはなんて幸せなことなのだろうと。
日に日に心に沁みて、個展の日を迎えています。
K様、お嬢さま 素敵なお手紙を
どうもありがとうございました….*
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