個展で毎年発表している「組木絵作品」が旅立ちました*
組木絵は木製の半立体作品で レリーフのような印象です。
作品を長く楽しんでいただけるよう 全体的にコーティングを施し
少し時間を置いて二度目のコーティングと香りを揮発させる作業。
コーティング剤を塗ると 水にぬれたように色の深みが増します。
とくに青は深い海のような 夜空のような 濃く浸透して行き
ゆっくり明るさを取り戻す。
吸い込まれるかのような この最後の作業は
一番作品との距離が近い時だと感じます。
******
今日 お迎えいただいたお客様から 作品が手元に届いたと
メールでご連絡をいただきました。
実物の作品を見てとても感激したと
丁寧に一言ひとこと お気持ちを綴って下さいました。
「自分の手元にあるよりも ずっと幸せなこと」
自分にとって作り続ける事ができるのは
この気持ちがあるから.....と 改めて感じました。
作品一つひとつが
お迎えいただいたお客様の生活に溶け込み
小さなキズやほんのり色あせた姿も
共に過ごした証になれば 素敵な事だと思っています。
ta-nya
0 件のコメント:
コメントを投稿