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組木絵作品 025
「ユメノワ」
咲き誇る白き ユメノワ
摘んで紡いで繋げる ユメノワ
千に色づく わたしの 夢の輪
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半立体作品の組木絵。
お客様からオリジナル制作でのご依頼を受けました。
とても長くお時間をいただいてしまいましたが
無事にお渡しして 完成品をご覧いただけたので
こちらで全体をご紹介させていただきます。
ご依頼に合わせ制作するにあたり お客様のご希望のテーマは
「帽子・花・四季を通して楽しめる雰囲気」
そして「ta-nya」
実は 毎年個展にご来場いただいて組木絵を見ていただく中で
主人公となる人物
特に帽子をかぶっている子とその雰囲気が印象的だったそうです。
元になっている作品はこの 左側の作品。
ちょっと小さくて見えづらいのですが
ペルーの民族衣装を着た女の子です。
私も普段から帽子を好んでかぶっていることや
人物というのは本人にどこか作者本人に似ている という部分からか...
その中でも特に似ている！と言っていただくことが多い作品です。
今回は単純に 似顔絵 という意味での私ではなく
盛り込まれたキーワードの中からそこに存在する姿が魅力的な
主人公にしたいな...という思いを持ちイメージを膨らませました。
髪も金で瞳も青。自然とそうなりました。
白く咲き誇る花から 一つずつ摘み集めた花は
摘んだ人の夢を含んだ色に染まっています。
虹色に煌めく夢をたくさん抱えた姿
パッと明るさが広がるようにと 願いを込めた黄色の風。
そして新しく生まれた「ユメノワ」の主人公の姿。
以前より 少し大人びた姿になったのは
そこに在る姿として作品により変化し続けているからかもしれません。
当初イメージしていた時は 抱えている花も全てが白い花でした。
全てを加えた後 絵が動き出して
抱えた花には色がつき おはなしがつきました。
こうして新たな一枚が出来上がったのですが
最終的にイメージの元になった絵とは印象が離れた部分もあり
実際の作品を見ていただく時にはとっても緊張していたのですが...
喜んでいただけて ホッとした気持ちと 嬉しい気持ちがじんわり。
作品をお迎えいただいたお客様の暮らしの中に
自分の作品が在ること。
嬉しさという言葉だけでは表し難い
様々な気持ちでいっぱいになります。
貴重な機会を どうもありがとうございました...＊
時間の経過とともに
新しい色に染まって行きますように。
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